Colégio Itatiaia での様子を、写真日記でお伝えします。
子どもたちの笑顔から、いっぱい元気をもらってください!
これからどんどん、増えていく予定です。乞うご期待!

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2018/04/28

園庭のお友達と学びましょう。

日本の子供たちは本当に自然と一緒に遊ぶのが
大好きです。大都市の中の幼稚園ですが先生はいつも
子供たちが自然にふれて生活できるよう
楽しい活動を考えています。
園庭の木から落ちる木の葉やお花はみんなのおもちゃで
毎日朝から園庭に行って、うれしそうに集めています。

これは、みみずさんのおうち。
教室で飼っていました。

今日は園庭の落ち葉と五感を使って
算数のお勉強。
実に豊かな環境の中で
数の学びを深めていきます。

自然の中の教材は、子供たちの想像力を刺激し、
思考力を高めます。

なんと、お茶の香りがする葉を発見!
すごい!


ものを回転させると別の形が見えてきます。
子供たちの楽しい発見を次の学びにつなげて行くのが
先生の仕事です。
先生はいつも子供たちの行動や言葉を
よく観察しています。

園庭にいたみみずを発見した子供たちが
みみずの歩き方を見せ始めました!
それぞれ表現が違うのが実に良い!

こうやって歩くんだよ。と
子供たちが実に楽しそうに話すので
みみずの歩き方で体験学習。
文字の練習も、こうやって子供たちの考えから
出来上がっていきます。
出来上がった教材をそのままやらせる教育と違って
イタチアイア幼稚園の学びは生きています。
そういう教育を私は深めて生きたいと思っています。


園庭のみみずから子供たちの生活は
どんどん虫への興味につながっていきます。
みみずを使った、数や言葉のお勉強が
増えていきます。

子供たちの探究心は、園庭にいる色々な生き物に
向けられ、発見と観察、研究と情報の共有が子供たちの中で
膨らんでいきます。先生もその興味を広げるごとく
活動の中に、虫を使ったものを増やしていきます。
私は先生の指導が正しく進んでいくよう子供たちの観察と
先生との意見交換に力を入れます。

くもを見つけた子供たちから発展したくもの巣くぐり。

子供が描いたくもと、鈴がついています。
小さな子供たちも、興味を持ってやって来るので
一緒に遊ばせます。
そうやって、小さな子も学ぶ機会を増やしています。


大好きな虫を使っての活動は
子供たちの集中力も育みます。

ジグザグは文字の勉強の次の段階です。
床に作られた大きなジグザグから少しずつ縮小して行き
最終的に字を書く練習へつながります。
ジグザグはアルファベットのAの導入です。
ジグザグの上を歩いたり、ブロックを並べたり
紙を折ったりしながら、
子供たちは間接的に文字の形を体で覚えていきます。
ジグザグに折った紙は星の形を作ることもできます。
想像力を養い、算数の学びにもつながります。
それぞれの活動には、先生たちの細かい観察による
深い意味が込められています。


子供たちは季節の移り変わりに従って、
新たな虫を発見しました。
てんとう虫が次の学びにつなげたものは、
数のお勉強に実に深くかかわっていきます。
これは、てんとう虫のさいころ!
イタチアイア幼稚園の今年の子供たちによる
すばらしいさいころが出来上がりました。
そういうことを感じ、
大切にしていこうとする先生もまた
私の大事な生徒です。
子供の成長とともに
私たちも多くのことを学びます。

みみずが住んでいる土に興味を持ち始めました。
教室の中にできたみみずのおうちも
毎日お水をふりかけ湿気を保ち、
腐った葉や花を入れています。
子供たちの考えです。

子供たちの興味は特別授業の先生とも連携して
深めていけるように考えています。
音楽の先生と虫の声を使って、楽器について学んでいます。
この絵本は、イタチアイア幼稚園で学び、
日本に帰国した仲良しのお友達が
残して行ってくれたものです。
家族の協力、参加があってこその
イタチアイアの教育で、
私はいつも感謝しています。
ありがとうございます。



幼稚園の生徒さんに、虫好きの女の子がいます。
彼女が持ってきてくれた虫の図鑑は、毎日のように開けられ
理科だけでなく算数のお勉強に、教材にも使われています。

子供たちの情報交換の場になっている楽しい壁。
やはり、虫がたくさん!

みんなの興味の対象物が
壁に貼られたり、貼りに来たり。
日本語ではそれにあわせて う の文字の
お勉強も。幼稚園のウサギさんの隣で観察好きの
子供たちが楽しそうに遊んでいます。
折り紙のウサギも子供たちが貼って頂戴。と
話しに来ます。

形のお勉強。
先生は色々な形に切ってある紙を渡しただけ。
虫に興味がある子供たちは、何も言わなくても
作品がすべて、虫、ムシ、むし!
その中にカタツムリの登場が!
すばやく先生も壁に興味のきっかけを
貼り付けます。

園ではお話をあまりしなかったお友達が
ある日幼稚園で作ったくもと全く同じものを
おうちで作って
持ってきてくれました。

別の日には、絵を通して楽しかったことを
たくさん話してくれました。
その日を境に、
今はお話好きになったのですよ。
作品が壁に貼られたことで、
子供の別の力が育ちました。
この壁は、少しずつ子供と先生にとって
大切な場所になりつつあります。

日本からやって来た、
ブラジルのことを何も知らなかった
小さな子供たちが、
すくすくと幸せに育ってほしいと
いつも先生たちと話します。
知識を詰め込むだけでなく、
ブラジルに住んでいる間
先生からたくさんの愛情を受けて、
たくさんの仲間たちと楽しんで
心も体も健全に育ってくれることを
常に願っています