Colégio Itatiaia での様子を、写真日記でお伝えします。
子どもたちの笑顔から、いっぱい元気をもらってください!
これからどんどん、増えていく予定です。乞うご期待!

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2020/09/26

日本語授業 雨降り2

先月に続き、日本語授業で行った
こども達の表現活動についてお話しますね。
こちらは先月の後編です。
クレポン紙を使って、自分の雨を表現したこども達。
活動の後、自分たちの手がきれいに染まっているのを
発見。



カラフルになった手を見せているうちに
なんかきれい。と...



指を動かしたり、手を開いたり閉じたり。



何かの形を作りたいのか


こども達はそれぞれの手を組み合わせて


ああでもない、こうでもないと
話しています。


こういう風に組み合わせるときれいなんじゃない?
という意見が出ればやってみる。
みんなで話しているので
私はまたいつものように観察しています。



できた形が、きれいなのかどうか知りたくて
「先生、きれい?」とききます。
「写真撮って見せて!」というので


手の部分だけの写真や
全体の写真を撮って見せると


ごちゃごちゃして、きれいじゃない!
というではありませんか。

手の部分だけに集中していたこども達は
少し離れて、体も含めた形の美しさを
探し始めました。


色々なグループができ、それぞれ美しいと思う
形を表現し始めます。


きれいな色になった小さな花を縦一列に
並べると全部が見える!と写真を通して
発見しました。
少しずつ高さを変えるといいんだよ!と
言い始めるこどもも!


ポジションが決まるたびに
「先生、写真撮ってください!」と。

私はまるで芸術家に指示されているような
感じで、写真を撮っては
見せていきます。


こども達のアイデアは止まることなく
次はあちらこちらに咲く花に展開しています。


こども達の動きはとても速く



どんどんと形を変えていくので


また、写真も、部分的に撮ったり


もう少し上から撮ったり。




先生、もうすぐできるから
写真撮ってくださいね。とこども達。


どうですか、この一人一人のポーズ。
左右への広がり、高低、顔の向きまで
工夫されていて、
演劇家達を見ているようでした。

よくこども達だけで、
ここまでやったものです!


最後にみんなの作品を並べて
一緒に写真を撮りたい。との事。
全体を見ることを覚えたこども達の
紙の配置、座り方、
すべて、生徒たちが設定しました。


それぞれの作品は
全部形も色も違います。
並べた時、同じでないこと
自由に自分の考えで表現できる楽しみ。

そんな授業をいつも作ってあげたいと
思っています。





壁の下にひいておいたクラフト紙。
乾かして後で大きな絵を描きたかったそう。




ほら見て!きれいでしょう?と。


本当にきれいね。


私も沢山の驚きとともに
感激の時間でした。
こどもの想像力は素晴らしいですね。